お知らせ

安田登「京都寺子屋」第2回目


安田登さんの「京都寺子屋」第2回目が開催されます。

安田登先生は能楽師であり、身体を通して様々な知性を探求されている方。
著書は「あわいの力」(ミシマ社)や「あわいの時代の論語」(春秋社)
近著に「能-650年続いた仕掛けとは-」(新潮社)、など多数あります。
著作だけでなく、各地で身体感覚に基づいたワークショップや
イベントを精力的に開催されていて
中でも「寺子屋」は安田先生がそのときいちばん伝えたい事を
「お寺」でお話したいと思い始められたユニークな会です。
この「寺子屋」がまた京都瑞泉寺で行われます。
前回は、論語と今話題のシンギュラリティとのまさかの関係が語られました。
そして論語でお馴染みの『仁』が「ヒューマン2.0」つまり
人間のバージョンアップ(仏教で言うところの悟り?)のことであるという、
目からウロコがボロボロおちる2時間でした。
今回のお題は「能と妄想力(仮)」。
能と妄想力?
何が飛び出すかわかりませんが、
スリリングに知的な数時間をお約束いたします。

安田登 京都寺子屋
10.16(月)18:30開場、19:00開講
受講料:お賽銭(お賽銭箱にご自由にお入れいただきます)
飛込みも歓迎ですが、参加お決まりの方は以下にメールをいただけると、
テキスト準備の都合上、たいへん助かります。
info@zuisenji-temple.net

●安田登 最新情報はツイッターからお願いします
http://twitter.com/eutonie(安田登)
http://twilog.org/eutonie(安田の書いた分だけ読めます)

 

 

『写仏』 升田学 針金造形画展



美術家升田学さんは
針金を使って様々な事物を描き出す稀有なアーティストです。
その升田さんが1年と少し前、
瑞泉寺所蔵の『当麻曼陀羅』の掛け軸に出会い、
以来、宝塚から毎月2回通って
コツコツと針金で曼陀羅を写す作業、
『写仏』をされています。
『当麻曼陀羅』とは、
阿弥陀如来の国を描き現した浄土変相図。
1m80cmという大きな掛け軸に
細かく描かれた極楽の様相を
升田さんは1本の針金で丁寧に
写し取っていきます。
毎回、ぐるぐる巻いた長い針金の先から
阿弥陀さまや菩薩さま方が
少しずつ現れていく様には、
不思議な感動があります。
さて、『当麻曼陀羅』全体をいつ写し終えるのか、
未だまったく見えません。
今回の展示は、
この終わりの見えない創作の旅の
中間報告、第一回め。
現在までに完成している
阿弥陀如来像と観音勢至の諸菩薩方と
その創作過程を見ていただきます。
瑞泉寺所蔵の『当麻曼陀羅』の現物と
見比べていただきながら、
この遠大でのんきなプロジェクトを
遠望していただけたらと思います。

升田学 針金造形画展 『写仏』
2017.11/10(Fri)、11(Sat)、12(Sun)
13:00~17:00 入場無料
※全日程作家在廊

グラス・マーケッツ朗読短編集 三人文庫



グラス・マーケッツは、関西を中心に活躍する朗読ユニット。
オリジナルの物語とオリジナルの音楽で
他にはない朗読劇を展開されています。
瑞泉寺本堂を舞台に
どんな物語が語られるのか。
ぜひご参加ください。

グラス・マーケッツ朗読短編集 三人文庫
『相王は目の前の光景に驚きました。
「あれは何だ?まるで竹の壁ではないか。」』
新たに書き下ろした作品、ずっと温めていた作品、
そしてこれから本になるかもしれない作品。
それらを集めた朗読短編集。

10.15(sun)17:00~
10.29(sun)17:00~

■朗読……佐野真希子河村聡子伴野由季
■音楽……
原澤孝之
■イラスト……中川学

■制作協力…… 朗読ユニット モノクル
■脚本……池田長十
(2013年、『晩夏光』にて、 第五回角川春樹小説賞を受賞 (池田久輝 名義)。 以降、『枯野光』、『まるたけえびすに、武将が通る。』、 警察アンソロジー『タッグ 私の相棒』と刊行。日本推理作家協会会員)

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