第一目標達成いたしました!
皆様のあたたかいご支援をいただき、3月23日14:52、当初目標の350万円に到達することができました。2週間少しという想像以上のスピードでした。これはひとえにスタートダッシュの際の友人知人の方々の応援と、お彼岸法要で寄付金を持って駆けつけてくださったお檀家さんたちのフィニッシュのおかげです。そして特筆すべきは、お名前を存じ上げない多くの方々からのご支援をたくさんいただけたことです。こんなにも瑞泉寺、そして秀次公と御一族に思いを寄せていただいている人たちがいる。感激すると共に、しっかりと守っていかなければ!という思いを強くいたしました。この場をかりまして、これまでにご支援いただいた皆様にお礼を申し上げます。
寺宝修繕完了
ご支援いただいた350万円は当初予定通り、寺宝の修繕に当てさせていただきます。先日、3月末に寺宝修繕が完了し、文化財修復会社の松鶴堂さんから京都国立博物館への引き渡しがあり、立ち会ってまいりました。そこで完成した寺宝を確認したのですが、見違えるようにしっかり修繕されておりました。特に瑞泉寺裂・辻ヶ花の掛け軸三幅は、ヨレが目立った和紙部分もしゃんとし、刺繍部分の糸の乱れも無くなっており、さらに虫喰いが目立った染めの辻ヶ花部分も見事に補われておりました。制作されたその時の姿もかくや、と思うような出来栄えです。それを見て、これで未来に寺宝をつなげることがでると、住職としての使命を少し果たせたような気持ちがしました。6月からの京都国立博物館での展示で、ぜひその美しさを確かめていただきたいと思います。
ネクストゴール500万円。寺宝のアーカイヴを作成したい
寺宝修繕のための資金は集めることができましたが、クラウドファンディング期間は5月5日まで続きます。そこでここからのご支援のお金で瑞泉寺寺宝のアーカイヴの作成をしたいと思っています。今回の博物館での展示物を中心に美しい記録の写真を残し、それを図録のようなものにできないか。現在、瑞泉寺の寺宝をまとめた図録・写真集のようなものがなく、「秀次公縁起」「瑞泉寺縁起」といった秀次公の悲劇を伝える資料を一般の方に見ていただく術がありません。写真とともに秀次公と瑞泉寺の歴史を伝えるものがあれば、秀次公と御一族のことをより多くの人に知ってもらえることができます。アーカイヴを作るための資金のご支援を、引き続きお願いいたします。