瑞泉寺 豊臣秀次公と御一族の菩提寺

『ちどりもなか』と『千鳥碑』

tidori-hako

先斗町駿河屋さんの
新しいお菓子、「ちどりもなか」の
箱の絵を描かせていただきました。

先斗町のちどりの提灯がモチーフ。


蓋がはずれて、うちわになります。


肝心のもなかも、かわいい千鳥型。


京都のおみやげにちょうどいい大きさです。

先斗町駿河屋さんとはご近所ですし、
店主さんとは子どもの頃からの友人でもあるので、
住職でイラストレーターの僕に声をかけていただきました。

でも、実は瑞泉寺と『先斗町のちどり』とは
もうひとつ、つながりがあります。
それは、『千鳥碑』です。


境内の中央、本堂の前に安置されている大きな石。
よく見ると『千鳥碑』と書かれています。
石の裏にはいわれが刻まれていて、
昔は鴨川に千鳥がたくさんいて、それにちなんで
先斗町の象徴として『千鳥』の図案が使われた旨、
書かれています。
この『千鳥碑』、昔は先斗町の公園に置かれていました。
それが、何時の頃か(確か僕が小学校のころ)瑞泉寺境内に
移されてきたのでした。
先先代とその頃の先斗町さんとの話し合いで来たものと思われますが、
残念ながらその理由はわかりません。

ただ、先斗町の歴史は古くて瑞泉寺の成立とほぼ同時期だと思われます。
『千鳥碑』が瑞泉寺に来て、
また先斗町駿河屋さんの『ちどりもなか』の絵を僕が描かせていただいたこと、
長い歴史の中の必然なのかもしれません。
とは言い過ぎかもしれませんが(^^);

● 先斗町駿河屋HP