昨日五月五日の午後、瑞泉寺檀信徒の皆さんと共に430回忌の法要が無事勤まりました。
13:30から休務寺御住職で琵琶奏者の堀本俊紹師の琵琶奉納演奏をしていただきました。堀本師は演目に南無阿弥陀仏がたくさん出てくる『隅田川』を選んでくださり。道内に堀本師の涼しげなお念仏の声が響き渡り場が清められるのを感じました。
その後秀次公と御一族そして瑞泉寺の縁起についてお話しながら追悼の法要を行いました。法要では秀次公と御一族、そして連座した家臣の人たち総勢50人の俗名と戒名を読み上げてご廻向いたしました。50名をお名前を一人ずつ読み上げるのは時間がかかりましたが、終了後あるお檀家さんが「聞いているだけでもたくさんの人がこの地で処刑されているのがわかり、胸に迫るものがありました」と伝えてくださいました。
最後はみんなで境内に出て、秀次公と御一族の墓域と御一族の処刑を見守った引導地蔵尊を祀る地蔵堂の前でお経をあげることができました。秀次公が作られた街・近江八幡の和菓子屋さん・たねやのお菓子をお供養としてお渡しし、無事前関白豊臣秀次公並びに御一族430回忌法要はお開きとなりました。ご出席くださったお檀家の皆さま、お手伝いしてくれた皆さん、ありがとうございました。